信用保証協会は利用者の味方?

 

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都市銀行勤続37年の大ベテランが明かす
銀行融資、不可能を可能にする“ウルトラC”
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.12━ 2007.5.29━━━━


第12号.
  【 信用保証協会は利用者の味方? 】

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ご継読頂き、ありがとうございます。

すっかり初夏を感じさせる今日この頃ですが、お変わりありませんか?

上場各社の3月期決算が発表されましたね。
増収増益しかも増配の会社も多く、大手一流会社と中小企業の格差は益々広がりを
見せています。

大手銀行も相変わらず好調な決算を続けていますが、法人税の納付復活までは至ら
ないとか・・
優遇措置を受けながら莫大な収益をあげ、法人税を免れつつ利用者への還元は一向
に目に見えて来ない・・
何か割り切れない感情がしてならないのは、私だけでしょうか?

ところで昨今の銀行の中小企業に対する貸し出し姿勢は、依然厳しくシビアな対応
が続いているのが現実です。

今や中小企業が銀行から新規にプロパーで借り入れすることなど「夢のまた夢」の
状況です。

それでは私達の唯一の味方と言われる「信用保証協会」はどうでしょうか?

今、銀行への借り入れの打診をした場合、99パーセント保証協会の利用が大前提で
す。

地方によって条件の違いはあるとは思いますが、現に私の居住する神奈川県でも中
小企業制度融資が種々存在し、銀行融資の大部分はこれらの利用が前提となってい
ます。

そして、定められたいくつかの条件を何とかクリヤーしても、実行までに要する日
数は一月近くかかるのです。

銀行も協会側も、そのくらいの審査日数は当然と思っているのです。

これでは緊急な案件はとてもとても間に合いません。かと言ってツナギ資金を貸し
てくれる訳ではありません。

全く現状認識に欠けた対応と言わざるを得ません。
(もっとも銀行、協会担当者の能力の有無も加味されるとは思いますが・・)
銀行も協会も利用者の立場に立って、全体的なスピードアップを図って貰いたいと
痛感します。

さて今、世間は新しい起業家を応援し、政府もベンチャー企業の育成に注力してい
ます。

今回、私もある起業家から相談を受け、近隣の銀行にも打診し神奈川県の制度融資
を検討してみました。

その中に
企業化支援資金(創業支援融資)・・
これから創業しようとする方、または創業から1年未満の方の事業資金全般
融資限度額1,500万円(条件によって3,500万円)・金利 2.1%・期間 7年以内

という恰好な制度が見つかりました。

ところが、内容を良く吟味し銀行や協会に確認すると、
「自己資金と同額が限度となります。」との付帯条件つきなのです。
要するに1,500万円借りたいなら、自己資金1,500万円が必要・・ということです。

それは起業家にもいろいろな方が居られるでしょう。

準備万端、自己資金も含め何から何まで揃っている方。
目一杯で創業を目指している方。

「創業資金の半分くらいは、準備してあるのが当然」
  という意見も確かにあるでしょう。

しかし、各人各様、過去、現在の生活環境が異なるのです。

目一杯の中で必死に創業に取り組もうとしている方にチャンスは無いのでしょうか?
救いの手だては無いのでしょうか?

肝心なのは、起業の中身、将来性、そして起業家の熱意・・

それらを見極め審査し育成することこそが保証協会本来の目的であり、そのために
多少の審査時間を要するのであれば、何の不満もありません。

どんな役職のどんな方々が定めた条件かは分かりませんが、もっと実情に即した、
大所高所から判断した真の育成を目的とした条件は作れないものでしょうか。

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